お知らせ

日本臨床耳鼻咽喉科医会会員各位

きょうの健康ニュース「ヘッドホン・イヤホン難聴に注意！」放送のお知らせ

携帯音楽プレーヤーやスマートフォンの普及により、ヘッドホンやイヤホンを装用して音楽を大音量で聴く人々が増えています。また、映画館やコンサート会場、ナイトクラブ等のイベント会場における強大音により、若年齢層における音響外傷の危険が高まっています。

世界保健機関(WHO)の調査によると、中高所得国の若者（12歳から35歳）の約50％が安全域を越えたレベルの音量で携帯音楽プレーヤーを使用し、世界で11億人が騒音性難聴の危険にさらされています。

WHOと国際電気通信連合（ITU）は2019年2月に連名で、安全な音量と聴取時間の上限についてのガイドラインを示しています。しかし、このガイドラインやヘッドホン難聴に関する国民や社会の関心は薄いのが現状です。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は今年度「ヘッドホン・イヤホン難聴対策WG」を立ち上げ、精力的に活動を行っています。若年者への啓発は特に重要で、本WGは日耳鼻および臨床耳鼻科医会の学校保健委員会と連携して学校における啓発活動を計画中です。耳鼻咽喉科医、とりわけ学校医はこの問題に十分な知識を有し、適切な対応を行うことが求められます。

今回、WG委員長の松延毅先生（日本医科大学大学准教授）がNHKEテレに出演され、ヘッドホン・イヤホン難聴の現状、当WGの活動等についてお話されます。

是非、ご視聴頂きますようよろしくお願いします

一般社団法人日本臨床耳鼻咽喉科医会　副会長
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会　ヘッドホン・イヤホン難聴対策WG　座長
野上兼一郎

記

きょうの健康ニュース「ヘッドホン・イヤホン難聴に注意！」

日本放送協会(NHK) Eテレ
放送：２０２３年２月２３日（木）２０：３０～２０：４５（Ｅテレ）
再放送：２０２３年３月２日（木）１２：００～１２：１５（Ｅテレ）